アタッチメントベビーマッサージ

アタッチメントベビーマッサージとは発達心理学の立場から、「アタッチメントを形成(愛着形成)して赤ちゃんの心を育み発達を促し、そしてお母さんの心が穏やかに安定して育児を楽しむこと」に主眼を置いて、ベビーマッサージを体系化したものです。

心を痛めるようなニュースが毎日のように流れている現代、子どもが健全に育つには、何よりもまず、アタッチメントを形成(愛着形成)することが1番重要です。

生後1年間のアタッチメントが幼児期、学童期に影響してきます。 その後の人格形成に影響を与え対人関係・学習機能の基盤となります。

発達初期において母親とのアタッチメントが不安定だった子どもはその後大人になっても不安が強く感情のコントロールが難しくなったり、自分を防衛するために過剰に攻撃的になったり、逆に憶病になったりします。また、ストレスへの耐性が低下すると言われています。 

■愛着形成が大切な理由

安定した情緒を持つ子どもは、安定感を得やすく、ストレスや不安に対処しやすくなります。この情緒的な安定は、子どもの自己肯定感や心の健康を育む基盤となります。

幼少期に十分な愛情や信頼関係を築くことで、脳の神経回路が適切に発達します。特に感情を調整する脳の部分(前頭前野や扁桃体)に良い影響を与え、将来的な感情コントロール能力の向上に寄与します。

愛着がしっかりと形成された子どもは、他者との信頼関係を築きやすく、協力や共感といった社会的スキルを身につけることができます。これにより、友達関係や学校生活にも良い影響を与えます。

安全で信頼できる環境の中で愛着を育むと、子どもは「自分は守られている」という安心感を得ます。この安心感が、外の世界に挑戦し、自立した行動をとる原動力となります。

親や養育者からの温かい対応を受けた子どもは、困難な状況でも適応しやすく、ストレスを乗り越える力を養いやすいと言われています。

講座では愛着形成の育み方もお伝えします。アタッチメントベビーマッサージの効果は普通のベビーマッサージの効果ももちろんあります。アタッチメントベビーマッサージのやり方をお伝えしながら、ここの箇所はこういう効果がありますよ~ということもお伝えしていきます。
その他、赤ちゃんの悩みや日常の悩みがあればいつでも教えてくださいね。